秋田帰郷までの経緯

2011年2月 1日 (火)

ViVa!深夜バス~完結編はWILLER EXPRESSツッコミ満載!

今は比較的時間があるので、1日2個書いたりもしてるんですけど、こんな飛ばして大丈夫かな? でも、書きたいこと忘れてしまいそうで…。 

 

そんなわけで、昨年8月末に父が入院したことに伴い、12月に東京生活をやめるまでの3ヵ月間、たびたび深夜バスを利用し、秋田に帰っていた私。「ViVa!深夜バス~その1、その2」では、格安深夜バス初体験談を書いたが、今回は私が乗ったその他の深夜バスの乗り心地を紹介。

 

一番多く利用したのが「WILLER EXPRESS」のバスです。ここのは、ちょっと高級感を出した企業イメージで、中もそこそこきれいで、その割りには値段も高くない。女の子にウケそうなバスです。

 

 秋田~東京間のバスは、車両の前方が独立3列シート(各シート1人のリラックスワイド)、後ろが4列シート(観光バスのように通路を挟んで2人、2人のリラックスタイプ)に分けられている。当然、僕は1人で気兼ねなく寝たいから、いつもリラックスワイドっていうのを予約してたわけ。シートもソフトで、広々と快適なんだけど、やはり前の人がリクライニング倒すと、ちょっと圧迫感があるんだよね。室内が暗くなるとあまり気にはならないんだけど、その問題は深夜バスの宿命みたいなもので…。

 

 ところが!このリクライニング問題を解決したのもすごい画期的なバスが、このWILLER EXPRESSに昨年登場したのです。「cocoon(コクーン)」っていうタイプなんだけど、たぶんこのコクーンは、東京~大阪間だけの運行なのかな? 一度だけキャンペーン的に秋田にも走っているんだけど、運良くその期間内に僕も乗ることができた。

 

 このコクーンは、1人分のシートがシェル型で、個室のようになっている。もちろん前の人は気にならないし、しかも映画を見たりゲームができる装置まで付いているというもの。リクライニングも倒し放題でまったく気を使わないでいい。ただね…僕が乗ったときに前の席の人がゲームをカチャカチャやっててうるさくて、本人はヘッドフォンかけてやっているからその音に気づかないわけ。やはり、どのバスに乗っても、その時に乗る人のマナー次第ってことになるのかな。

 

Trip_image03
(WILLER EXPRESSのHPより)

 

 今日の本題はここから! このWILLER EXPRESSなんだけど、高級感も出しているということで、新宿西口の住友ビル内にあるターミナルも、それはそれは空港のターミナルのような作り。スタッフも、女性はタイの民族衣装みたいな制服で、男性もスーツ。私たち「デキる人」みたいな(僕が勝手に思っているだけです、悪意はありません!)。自動チェッイン、ロビーにはパソコンも置いてある。なんてエグゼクティブ! 

 

 でもね、なんか違う。僕ら利用者は東京から地方にこれから出かける人たちで、新幹線、飛行機より安いバスを選んでいるのだ。特に僕だけのことを言えば、気軽な服装で気楽に田舎に帰りたいのに、あんなかしこまって対応されてもなんだかなぁっ思ってしまう。そして、Aゲート、Bゲート…と4つ?の行き先別の搭乗口まであるんだけど、発車時間近くになると「○○行きのお客様はAゲートにお並びください」みたいなアナウンスが流れるわけ。いちいち大げさだなぁなんて思いながら、僕もAゲートとかに並ぶのね。でもね、ゲートっていう割には、AとBとCは、よくある行列を仕切るロープ?(名称がわからない!)みたいので仕切られてるだけ。お客さんがそのゲートに並ぶと、子供の頃にやった電車ごっこみたいに見えるわけ。なんか、恥ずかしい…。極めつきは、ゲートを抜け、そこにバスがいるかと思いきや、いったん外に出て、屋外の階段上って駐車場まで歩きます。集団移動だよ(笑)。しかも雨の日は傘差したりで…。

 

 まぁ、そんな突っ込みどとろはいっぱいあるWILLER EXPRESSだけど、リラックスワイドのシートに乗れたらそれで満足。安いしね。一番前の席だと、前の人がいないから広々してていいかも。たった3ヶ月内の利用だったけど、5、6回乗ったからもうゴールド会員になっちゃった。WILLER EXPRESSさん、これからも利用しますので、安全にだけは気をつけてお願いしますね!

 

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2011年1月31日 (月)

ViVa!深夜バス~その2

 昨年9月中旬、いよいよ深夜バス初挑戦。今回は、新宿~秋田駅(約9時間)の片道4500円という、一番安いのを申し込んでいる。2列シートで、よくある観光バスみたいなタイプだ。

 

高速バスと高速ツアーバスっていうのがあるんだよね。高速バスとはJRとか定期的に運行している路線バスで、高速ツアーバスっていうのはどうやら旅行代理店が貸し切りバスを借りて運行しているものらしい。全部同じかと思ってたら違うみたい。近年、法の改正によって後者の高速ツアーバスに参入する業者が増え、客を取り込むために格安に設定したりと競争が激しいみたい。それゆえに、コストを抑えるために運転手の労働時間が過密になったりで、事故も起きているようだ。んーー、なんだかこんなこと書いてると、評論家みたいだ(笑) ん? 中身スカスカだって? そうですそうです、すみません(汗)。で、

 

今回は高速ツアーバスの方に乗ることに。ツアーバスは、高速路線バスと違って待合ターミナルといった停留所がないことが多いみたいだ。実際、新宿西口の待ち合わせ場所に行って見ると、大きなビルの前にたくさんの人が、それぞれの行き先のバスを待っていた。やはり、安いだけにお金を節約した若者が多い。私、当時42歳。んーーなんだか微妙な気分だ。で、そこに立っていた受付のお姉さん?オバサン?に受付を済ませた。初めてだとちょっと戸惑うなー。大きな声で「秋田行きでーす」とか看板でも持ってくれないと、わからないよ(泣) で、ようやくバスが来たのだけど、まあ思ってた通りの大きな観光バスタイプだった。乗り込むと隣は若い兄ちゃん。なんか狭くてこんなんで9時間大丈夫かなーと不安になった。そして出発! もう車内は真っ暗。途中、2時間ごとに高速の休憩所(3箇所)に停まるが、あとはひたすら走るだけ。暗い車内、光が漏れる携帯メールも禁止。やはりなかなか眠れない。頭の中は親のことや自分の今後のことだけが暗闇で巡ってくる。なんだか自問自答し瞑想する修行僧みたいだ(笑)。と、案の定隣の若者が寄りかかってきた。うっとうしいなー。でも仕方ない。せっかく寝たのに起こしては可愛そう。ここはオジサンの方に寄り添って! なんて優しい私。ただ言えないだけっていう気もしますけど(爆)。そうしているうちに私もうつらうつらとし始め、気づけば外が次第に明かるくなり始めていた。そして到着。多少窮屈な面もあるけど、まあそれなりかな。でも寄り掛かられるのはも嫌だから、2列シートはもう乗らない。あー、帰りはグレード高いバスにしておいて良かった。

 

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2011年1月30日 (日)

ViVa!深夜バス~その1

 そんなわけで、秋田に帰る12月までの3ヵ月間、父の病院での世話を母、そして母を病院に送ってくれる親戚に託し、自分でも月に2回帰って世話をすることを決意した私。

 

でも、月に2回って決めたけど、新幹線だとお得切符でも1往復28000円、ネット割引でも23000円くらいかかる。それが月2回だと5万くらいは飛んでしまう。そんなのもったいない。「そうだ、バスがある!」と思いつき、早速深夜高速バスについて調べた。や、安い。なんだこの安さは…。いろいろ種類があるのだが、 2人掛けシート片道9時間で4500円! ウソ? ホント? 4500円って、タクシーで都内の会社から千葉の自宅帰るよりも安いよ。って言うか、タクシーで夜、会社から自宅まで平均11000円なんですけど…。片道4500円ってことは往復9000円。マジ? 安すぎる。怪しい。いったいどんなバスが来るんだ? 怖い。ボロボロポンコツの観光バスなのか? ネットにはキツイからやめた方がいいとの書き込みも! 深夜高速バスの事故のニュースもある。怖い。安全なのか? でも安い。そうだ、一度だけ挑戦して、ダメだったらそれより高いバスにランクを上げていけばいい、と考えた。そして行きの分だけを申し込み。翌日コンビニでお金を払って予約完了! 帰りのバスは、行きのバスで失敗したら怖いので、ちょっと高級感を売りにしたWIELLRバスを予約したおいた。それでも新幹線より格安だった。あとは当日までのお楽しみ。

 

ついに9月中旬、連休を利用しての初めての秋田バス帰省の日がやって来た。乗車場所は新宿西口だ。いつも新宿西口のヨドバシカメラによく行くので、、向かいに高速深夜バスの人たちが並んでいるのは前から知っていた。発車時間は10時30分頃。仕事が7時に終わったので、会社の仲間に事情を話し、バスの時間までに一杯付き合ってもらった。実際は3杯くらいだけど(笑)。そのお酒の席でも深夜バス初体験の興奮を話した。「どんな人がくるのかなぁ」「安いから若い人が多いんじゃない?」、「ネットの体験談では、隣のおじさんの匂いやババアの化粧の匂いがきつくて寝れなかったなんて書かれてた」などと話しながら、刻々と迫る時間を待つ。そのとき思いついた。もし、隣に嫌な人が来ても、自分がもっと嫌な人になればいいんじゃないか?と。そうだ、こもまま酒飲んで、バスの席着いて寝てしまえば、すべてこっちのものなもではないか? 自分のイビキも、どんだけ隣に寄り掛かったって夢の中。なんと良いアイデア。これぞポジティブシンキング! ワオッ! ん? でも高速バス。お酒で尿意がもよおしたら、こっちの方が大変。やっぱりダメか…。

 

そんなこんなで、バスの受付場所の地図をテーブルに広げた私。「ヨドバシの向かいだよ」と得意げに言う私に、同僚が地図を見るなり「違うんじゃない?」とポツリ。エッ? あそこじゃないの? プチハプニング発生! よーく地図を見ると、ホントだ違う! おいおいマジかよーー。でも同じ西口だからそんな慌てるほどではないのだけどね。そうして、時間が来て、いざ西口へ出陣!

葛藤…

 父が入院したことで東京の生活を引き払うことになった。免許がなく、交通の便がほとんど無く病院に通うのが困難な母は、今すぐにでも帰れと言う。病院に父の洗濯物などを取りに行かなければならないのだ。今の時代、いくら完全看護だと言ったって、なかなか家族の協力なしでは難しい面もあるようだ。さらに母は、自分の病気もあり、父に毎月病院に乗せて行ってもらってもいた。

 

とは言っても、こっちにだって事情がある。アパートの引き払いや準備とか手続きで、早くても1ヵ月はかかる。8月末に入院したから、なんだかんだで10月中旬頃にはなんとかなるかな、と。でも、こんな時期に限って会社の方もちょうど新しく体制が変わり、人が足りない状況に加え、さらに仕事量が増え、社員の負担も増していた。さらに僕が辞めると予測する10月中旬以降、最も忙しい時期に突入するのだ。その時期の忙しさをもう何年も経験している私は、その手前で辞めてしまうことが申し訳ないと感じていた。まぁ、自分がいなくてもなんとでもなるのだけどね、実際。専門性も問われる仕事だったので、新しい人にすぐには引き継げない。私は忙しくても、会社の雰囲気、人間関係が好きだった。そして忙しい時期を乗り越えると、ボーナスが待っている! 実はそれが一番大きかったりして(汗)。12月に開催される大好きな岡村孝子のコンサートも予約してしまった。なんだかんだと「すぐには帰れない」と理由付けして、母には申し訳ないけど、12月まで待ってとお願いした。その間は親戚一同でなんとか車を出してもらってと。もちろん、心苦しかった。まぁ、父の状態も今倒れたばかりで、今後どうなるのかもわからない状況なので、母も「ちょっと様子見るか」とは言ってたので…。その代わり、12月までの3ヵ月の間は、小まめに秋田に帰って自分なりに精いっぱいのことをしようと決意した。

2011年1月29日 (土)

いざ病院へ!~田舎は交通が不便

 秋田駅に到着し、在来線で最寄の駅へ45分。最寄って言ったって、私の家から車で25分ですよ。東京なら歩いて3分とか、遠くても歩いて15分とかがせいぜいですよね。でもって、バスなんか今時汽車の到着時刻と連携してないから、駅に着いても家に帰るのも一苦労なんです。免許持ってる父は入院中、母は免許ないので、帰るたびに親戚や友達、友達のご家族にお願いして家まで送ってもらいました。

 

その日は親戚に迎えに来てもらい、家について真っ先に病院に向かいました。これも車で30分。なんだかんだどこ行くにも遠いですね、田舎は。父の状態はというと、右半身がきかなくなっていて、言葉が出てこない失語症にもなっていました。体だけは丈夫なんだろうなと思っていたので、正直驚きましたが、まあ病気は仕方ないのかなと。誰しもとは言わないけど、年を取ると大なり小なり多くの人が病気になっているから。あれ?この冷静な考え大丈夫ですよね?(笑) 

 

父の病気になったということは、自分は秋田に帰ることが決定したということでした。母も2、3年前入退院を繰り返していて、そのときから親戚から帰ってきたほうがいい、なんて言われてて。その時も一度は帰ることを決めかけたんだけど、その後母が退院して少し落ち着いた状態になったこともあって、自然に流され、後ろめたい気持ちを抱きつつ仕事続けてました。でも今回は決定的。迷いはありませんでしたが、ちょうど仕事が忙しくなった時期でしたので、辞める時期をめぐって母ともめました。詳しい話はまた後日。と書きながら、これ読んでくれてる人、誰もいないような(笑)。いらっしゃるのかなー。ブラジルの人聞こえますかーーー? まあ、いいか。

 

ところで、交通の便の悪さですけど、採算が合わずバスの本数が減り、だから車での移動が増え、そしてますますバスの需要が減り、ホント悪循環ですよね。高齢化もあって、一人暮らしのご老人など移動手段のない人にとっては深刻な問題ですよね。バスもだいぶ小さくなったけど、もうマイクロバスで十分じゃない? 市で運営してもいいんじゃないかなー。発車時刻決めて事前に予約するとか。細かい問題点も出てくるとは思うけど、無駄なものに税金使わないで、福祉や介護に力入れてほしいです。

2011年1月28日 (金)

父が倒れた

 はじめまして。昨年末、親の介護のために秋田に帰郷した43歳の男です。以前からブログに興味あったのですが、なにせ機械オンチのため今まで手を出せずにいました。でも、秋田に帰って就活中の身の私。夜も飲みに出かけるような交通アクセスもなく、これといった趣味もなく時間を持て余すだけの毎日。そんな折、鈴木めた朗氏のブログをまとめた「秋田おそがけ新聞」をたまたま発見。面白い方がいるんだなーと感心し、ついに禁断の!ブログの世界へ踏み入ることに。感じたことを書いていきますので、よろしくお願いします。まずは、帰郷に至った経緯からお話させていただきますね。時間が半年ほど遡りますけど、いずれ現在にたどりつく予定です(笑)

 

昨年8月末、東京の職場に母の携帯から、70歳の父が入院したと連絡が入った。脳梗塞だという。連日の猛暑のせいもあったのだろうか。数年前から帰省するたびに動きが遅くなったなぁと思ってはいたのだけど、年のせいかな、なんてあまり深刻に捉えてなかった。でも、それらはシグナルだったんだね。

 

次の土曜日、朝一の新幹線で秋田に向かおうと上野駅に到着し、切符を買おうとしたら、なんと空席がない! 「え?ウソ???」朝一だよ。秋田新幹線こまちは指定席しかないのだが、さすがに朝一だから予約しなくとも余裕余裕と思ってたのに…。しかも1席も無いなんて。次に空いているのは1時間半後に発車のやつ。なんと1ヵ月も前から満杯なんだって。もう!こんな大事なときに何事だ!と沈んでいたら、気がついた。そうか、「今日は大曲の花火大会」。ん? 大曲の花火は全国的に有名なのはわかるけど、こんな新幹線が朝から満席になるほど人気なの??  

 

仕方なく立ち席特急券というのを買って、秋田まで4時間立っていくことにした。案の定、車内は満席、立ち客もいっぱい。なんだよ、帰省シーズンでもないのにこの混み様は。標準語のお客のグループがあちこちいっぱいで、ビールなんか飲んでさぁ。楽しそうだよー。そして大曲に到着したら、その車両に乗っていた人たちが一斉に降りた。嵐が去ったような静けさの中、ようやく席にすわることができた。見渡すと3人しかいねーじゃないか。おいおい。悲しいよ。もしかして、この新幹線全部で10人くらいしかいないんじゃないの? 

 

て言うか、JRさんにちょっと一言! そもそもなんで自由席車両廃止したの? 僕は帰省時、気まぐれにぶらりと自由席に乗って気ままに帰るのが常だったんだ。なんの許可もなく(?)勝手にそうされちゃ困るのだよ。誰が得するの? いいことあるの? 自由席廃止になった数年前、JRに電話で抗議したんだけど、そのとき電話でた職員は、「こんな意見があったことを報告しておきます」なんて言ってたけど、本当に言ったのかなー。 あれ、思うにJR側の利便性が良くなっただけなんじゃ? おかしいよ、本当に。一両でもあってもいいと思うのに。あ、話それたけど、そんなこんなで秋田駅に着いたのでした。