障子久美
最近クルマで聴いているのが障子久美。
私が20代の頃に活躍されてたシンガーソングライターで、
一番有名な曲は、ドラマの主題歌にもなった「あの頃のように」でしょうか。
テレビから流れるCMソング(たぶんデビュー曲の「Private Party」)を聴いて以降、
メロディと歌声にドハマリして、1stアルバムからほとんどのアルバムを聴いている。
突き刺さるような歌声。切ないですよね。
って書いたものの、いまいちブレイクしなかったんだよね。
ほんと不思議。
時代が早すぎたのかもしれない。
「あの頃のように」のスマッシュヒットを受けてリリースした3rdアルバム「prime」。
1st、2ndがなかなか良い出来栄えだったうえ、話題の曲「あの頃のように」を収めたとあって、私的にかなり期待して購入したのだけど、
比較的ポップだった松任谷正隆プロデュースのこれまでの2作からガラリと変わり、
R&B、AORテイストものになってて、少しびっくりした。
その変化に、大ファンの私でさえも戸惑ってしまった。
でも、アレンジャーがユーミンとも馴染み深い新川博氏が参加したりで、
この翌年リリースの名盤4thへの橋渡し的役割をしてるのかな?
もちろん佳曲もあり、作品自体は悪くないんだけど、せっかく「あの頃のように」で知った新しいファンにとっては、なじめなかったんでは? と思う。
「あの頃のように」もアルバムのコンセプトに合わせたバージョンになっているし、
肝心のシングルバージョンは一番最後にオマケのように収録されている。
なぜあのような戦略で発売したのか、悔やまれる。
くどいようだが「あの頃のように」をメインに、それプラスR&B、AORモノを添えておけば売り上げ的には良かったと思う。
まぁ、本人がもともとそっち系をやりたかったんだろうけど、もう一作だけ我慢してほしかった(笑)。
というわけで、時々思い出したように聴いてる「Prime」。
でもこの人、4thアルバム「Because It's Love」以降、すごいね。
クオリティ高い。美バラード満載。
この人のメロディラインは独特。重ね録りのボーカルも胸に刺さる。
もっともっと評価されてもよいアーティストだった。
MISIAや宇多田ヒカルより前に、女性R&Bアーティストとして時代を先取りしていた彼女。
そういえば、彼女を体感したくて、
クリスマス時期に新宿のシアターアプルでのライブに一人で行ったっけ。
くそ寒い日だったのを覚えてる。
障子久美、いまどうしてるかなぁ。
なんか見ようによっては、ジャガー横田にも似てると思うのは私だけ?(笑)。
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